検査

残留農薬検査

伊世いちご畑では年に2回、400項目の残留農薬検査を受けています。

 果実だけでなく葉の残留農薬検査を受ける事で、全栽培行程を通して全く薬剤を使用していないことを証明します。農薬を多用しやすい夏から秋の時期の葉は12月の検査で、4月の春の病害虫が増えやすい時期の葉は5月の検査で確認します。

 土に蓄積された成分は根から、葉に蓄積された成分は葉脈を通って循環し果実のにも蓄積され食味や栄養成分にも影響します。「可食部となる苺の果実だけ薬剤がかからなかったら良い」「薬剤散布から指定時間経過しているから問題ない」これは間違った考え方だと思っています。

  • 検査機関

水質について

圃場のある宗像市玄海地区は水源の非常に豊富な地域です。当園の水源は育苗も生産圃場も井戸水を利用しており、地下60Mから汲み上げています。井戸水について年に1度清掃と水質検査を行っています。

井戸水を利用する利点の一つとして、安定した水質が確保できるということがあります。

他の農家と共同でため池や川の用水路を利用した場合、外部からの薬剤混入の可能性もあります。異常気象などで水害生物が発生する可能性もあります。それらの影響を受けないように育苗圃場と生産圃場、それぞれに1箇所ずつ水源として井戸を設け外部から影響を受けないように給水設備を管理しています。